朝、アルベルトの畑へ電気自転車で行く。メロン(スイカ)畑では一部が腐り始めていた。
アルベルトには籾殻を運んで肥料にするように話をしたが、燃料は手に入れたが、トラクターが壊れているので運べないとのことだった。
夕方、ノボルの家へ帰宅。レイコさんからの部品の経過を聞いて、ノボルに聞いた話と違うと
詰問調で言い寄り、テーブルを叩いてしまった。プロジェクトが進まず、感情的になった結果だった。話をし、経過が分かり、ノボルとは合意したものの、タマラを怒らせてしまった。
キューバでは机を叩くことは女性に恐怖を持たせることでやってはいけないことだった。また、
彼女は私に十分に遣っているのにと訴えた。私はノボルから経過を説明して貰い、したことを了承してもらった上、十分に謝罪をし、和解した。ヨシ子から怒られた。
これを機に、話ができるようになり、土曜日にフカロ、日曜日にデマハグアに行くことになった。
朝、アルベルトの畑へ電気自転車で行く。雨が降らないため、メロン(スイカ)畑ではポンプによる給水をしていた。水不足になるとメロンが変形し、売り物にならないと摘果した実が転がっていた。そのため、意識が田んぼへ行かない。
午後、ようやくまとまった雨が降る。恵みの雨。フカロも雨が降らないため、作業が進まず。
夕方、涼しくなってからヨシコとアルベルトに貰った牛乳と野菜、果物を持って、ノボルの家へ帰る。
ノボルから電話あり、日本大使館へパスポート申請及び出入国の手続きを確認した。
メロンの草取りに行く。ベルタの昼食は工夫してあって美味しい。
日本からのメールを確認、ノボルの日本での日程、草の根無償支援協力調査のキューバ大使館の状況を確認した。
宮沢さんに大学に届けてもらうため、電動自転車でヘロナへ。長距離移動は初めてで緊張する。6時50分に宮沢さんへメモリーを無事渡す。「Shamisen」の日本語訳のコピーを貰う。
コピー機が無いので大変である。
アルベルトは豚2頭を出荷するため、馬車でヘロナへ。雨模様の中、大変である。
以下、管理者注記
※「Shamisen」とは…沖縄からの日系移民2世であるベニータ・伊波さんによる著書。キューバ各地の日系移民へ呼びかけそれぞれの家族史を収集。キューバにおける日本各地、沖縄からの移民たちの知られざる歴史。ドキュメンタリー映画「サルサとチャンプルー」にも本についてのエピソードが収録されています。
午前、草取り、かなり多く取った。アルベルト達はメロン畑にヤギの糞とカリ肥料撒き、面積は1ha、7~8t収穫予定、全て政府に売るとのこと。キューバ人は大きなスイカが大好きとのこと、家族が多いし、味も良いとのこと。日本では小玉スイカが好まれるとの話をする。
午後2時に電動自転車でノボル宅へ出発。事故の無いようにゆっくり進む。ヘロナまでは通りに車少なく、問題無し。バッテリー面を心配したが、十分に保つことができたことから大学まで大丈夫との結論に達した。ただ、駐車時のセキュリティーをどうするかが問題。松矢さんのチェーンが頼り。日差しが強く、暑いのも問題。5/8(木)に大学からメールを送る予定。
アルベルトの田んぼへ。電気自転車は順調に動いているが、組み立てが雑でネジが数箇所で緩んでおり、アルベルトに直してもらったが、ネジ・ナット等を持っておらず、次回は日本から持ってこよう。同様の草刈を3時間実施。それ以降は暑くて仕事にならず。
夕方からエドワルドさんの妹さんの夫の誕生祝。カルドーサとケーキをご馳走になる。大人たちはラム酒とドミノに興じ、深夜12時まで続いた。子ども達が集まり、大騒ぎ。ダンスもありのパーティーである。途中にけんかが起こり、大騒ぎとなった。原因はよくわからないが、キューバの女性が強いからのことだった。
午前、アルベルトさんの田んぼへ草取りに、初めて電気自転車で移動、アスファルト道は良いが、土の道は不安定である。ヒエとクサネムが多く、アルベルト、ルイス兄弟と少しずつ取っていく。暑くて、午前で精一杯。カメムシが多く、斑点米が心配。日本では見たことが無いほどのカメムシの量。
向かい側の田んぼは軍隊から企業が栽培することになったが、病気、雑草が多く、管理が大変である。
田んぼに行く前に作業着を購入したが、サイズの大きいものしかなく、ヨシコさんから直してもらう。
午前、スペイン語の稲作関係の単語勉強、十分集中できず。午後、日記作成。家の外で携帯電話が繋がることを確認、また、エステバンさんが電気自転車をレイコツアーに取りに来たことを確認。
バタバノ(島への航路がある港町)で今晩乗船できれば幸運だそうだ。できなければ次の出航まで待たなければならない。交通手段が少ないキューバでは物を運ぶのに時間と労力がかかる。
エステバンさんに大感謝である。
朝食後、両替する。円安のため、1万円で94cuc(※注 CUC…キューバ兌換ペソ)にしかならず、先行き不安。
レイコツアーの車で日本大使館へ、杉本担当が応対、築山2等書記官は休暇中。話した内容は以下のとおりである。
1 草の根無償支援協力は3月20日に高等教育省へ申請書を出した以降、動きなし。築山2等書記官が帰国後、高等教育省に話しに行く。ムンドバットは許可が下り次第、入札を行うことにしているとのこと。
2 クバポンが宮沢ノボルさんを日本に招待することを話したら喜んでくれた。ただし、キューバ人が日本へ渡航する場合は、カナダ、メキシコ経由はここ数年なく、ヨーロッパ経由だけとのこと。経費と日程が心配。その後、レイコツアーで昼食をご馳走になり、電気自転車の使い方を見て、購入費用を払う。
電気自転車を島へ運ぶ方法が大変で陸路でハバナからバタバノ、航路でバタバノからヘロナまでの運搬が必要で手間と時間が必要である。
15時に空港へ、荷物が40kgと重量オーバーだったが、追記料金なく、搭乗手続き終了、18時前に出発、18時30分に無事到着。
出迎えはエステバンさん、途中、宮沢ノボルさん宅により日本招待の話をする。大変喜んでいた。上川さん宅で電動自転車の運搬について、相談する。エステバンさんが取りに行ってくれるとのこと、大感謝である。経費とヘルメットを渡す。
プロジェクトのこと、VISAのこと、現地で使う電話のこと等は4月21日に行うこととした。
CUBAPON El proyecto de arroz en la “Isla de la Juventud”