宮沢さんに大学に届けてもらうため、電動自転車でヘロナへ。長距離移動は初めてで緊張する。6時50分に宮沢さんへメモリーを無事渡す。「Shamisen」の日本語訳のコピーを貰う。
コピー機が無いので大変である。
アルベルトは豚2頭を出荷するため、馬車でヘロナへ。雨模様の中、大変である。
以下、管理者注記
※「Shamisen」とは…沖縄からの日系移民2世であるベニータ・伊波さんによる著書。キューバ各地の日系移民へ呼びかけそれぞれの家族史を収集。キューバにおける日本各地、沖縄からの移民たちの知られざる歴史。ドキュメンタリー映画「サルサとチャンプルー」にも本についてのエピソードが収録されています。
午前、豚の世話を少し手伝う。畑の観察、やはりマンゴーは遅く、少ない。暑い時期にできる野菜を見つけてこなければ野菜が食べられない。
午後3時に雨の中、エステバンがメールのメモリーを持ってくる。感謝。日本の歌に関心を持つ。5時にヨシコさんがハバナから雨の中、帰って来る。ダンボール一杯の文庫本とタコ、塩鮭などを多く持って帰る。
アルベルトの田んぼへ。電気自転車は順調に動いているが、組み立てが雑でネジが数箇所で緩んでおり、アルベルトに直してもらったが、ネジ・ナット等を持っておらず、次回は日本から持ってこよう。同様の草刈を3時間実施。それ以降は暑くて仕事にならず。
夕方からエドワルドさんの妹さんの夫の誕生祝。カルドーサとケーキをご馳走になる。大人たちはラム酒とドミノに興じ、深夜12時まで続いた。子ども達が集まり、大騒ぎ。ダンスもありのパーティーである。途中にけんかが起こり、大騒ぎとなった。原因はよくわからないが、キューバの女性が強いからのことだった。
今日はメーデーで祝日。7時過ぎに行進スタート場所へ。シロレドンド地区のメーデーのため規模が小さく、行進はあっという間に終わり、小学校で集会、国歌斉唱、シュプレヒコール、あいさつ、メッセージ紹介、インターナショナル斉唱し、7時40分には終了。テレビでハバナのメ―デー風景を見たが、横断幕やプラカードも多く、経済的な大変さを感じさせることがあまり無かったが、チャベスを讃えるものも減ったように思う。
スペイン語で書かれた稲作の栽培方法を少しずつ読んでいるが、遅々として進まず。スペイン語がほとんど使えず、大丈夫か?
夕方から雨、雨量が多いため、道路は水で溢れる。この時期は雨が降る回数が多くなるようである。雨が降ると涼しいが、蚊が増えるのが難点。
午前、アルベルト、ノボル、ヘススとともにメヤ地区へ行った。
代表者と会い、栽培状況を聞いた。5人分、62ha分、LP7を2月に播種したとのこと。まだ、出穂が出ていない。今後の播種計画は、用水が有る所は順次、用水が無い所は雨季に入ったらとのこと。できたら300haまで増やしたいとのこと。
稲作の障害を聞いたところ、面積が多いので雑草、病気、害虫も一部に発生しているが、大きな問題は無いとのこと。
4月26日の会議で「フカロで田植えをする」との話をしたら、メヤでも実施したいとのことだが、2.5haは多すぎると説明し、田植えをするのであれば、小面積で実施することで了解された。
クバポンの訪問団の受け入れを承諾。集会場所も確保したとのこと。
その後、メヤの小学校を訪問し、クバポンの訪問団の受け入れをお願いしたところ、了解。子どもたちの出し物を見せてくれるとのこと。後は専門的に聴きたいことがあれば連絡することになった。
大学へ向かう途中でヘススの田んぼを見る。場所は住んでいた家の脇。海藻施用の試験場所も見せてもらった。また、ブラックベリーやコーヒー、ココアの木も見せてもらった。マンゴーの実りは少なく、遅い。島中が同様で訪問団が来る時点では食べてもらえないだろう。ヘススの新しい家はここより4km程山の中。車ではいけない場所にある。水の確保がすべてのような気がする。
大学で松矢さんにメールを送信。
〈注〉4/29から5/6までの日記が届いていないため写真のみの掲載です。
5/21追記…抜けていた4/29〜5/6までの日記データが届きましたので掲載いたします。(管理者より)
午前、アルベルトさんの田んぼへ草取りに、初めて電気自転車で移動、アスファルト道は良いが、土の道は不安定である。ヒエとクサネムが多く、アルベルト、ルイス兄弟と少しずつ取っていく。暑くて、午前で精一杯。カメムシが多く、斑点米が心配。日本では見たことが無いほどのカメムシの量。
向かい側の田んぼは軍隊から企業が栽培することになったが、病気、雑草が多く、管理が大変である。
田んぼに行く前に作業着を購入したが、サイズの大きいものしかなく、ヨシコさんから直してもらう。
7時25分のバスでヘロナへ、8時前にイミグラシオンへ、所長のアニヤさんに確認を取り、上川さん宅に民泊することに問題は無いとのこと。ホッとする。後で大学のホルヘ先生と相談し、連絡するとのこと。
宮沢さん宅へ行き、最初にエステバンさんから携帯電話を譲り受ける。ただし、登録が必要。
次に宮沢さんに日本招待の話をし、下宿料を渡し、パスポート等取得費用にしてくれと説明した。
その後、電話局で国際電話カードを取得、これで上川さん宅から国際電話が掛けられる。ただし、携帯電話の登録は別の場所でとのこと。行列ができ、時間切れとなった。
バス時間まで前日に続き、ベニータさん宅へ。著作の「シャミセン」の日本語訳を借りる。後で読んだが、キューバの日系人の歴史や苦労がわかってとてもよい本である。コピーをとってみんなにも読んで貰いたい。
13時のバスでシロレドンドへ。
16時から電動自転車の練習。自転車の延長かな、アクセルの加減が難しい。
CUBAPON El proyecto de arroz en la “Isla de la Juventud”