「稲作支援プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

2016年7月のキューバ・青年の島、稲作支援訪問について(その1)

 連絡が遅くなって、すみません。元気でお過ごしでしょうか。こちらも暑さにようやく慣れてきました。青年の島に来て、既に2週間あまりたってしまいました。

 最初に残念なお知らせをしなければなりません。8月2日にエドワルドの母・ウッディーナさんが亡くなりました。謹んで冥福を祈ります。

 今回の訪問は、滞在してみて、準備不足を否めません。加えて、夏の暑さと夏休み中で十分に対応が取れていません。今後、挽回したいと思います。
 最初に滞在地ですが、この間、2014年、2015年は労働ビザを発給してもらい、個人の家とICAPの公共施設の宿泊所で滞在しましたが、今回は家族ビザを利用し、シロデドンドのエドワルド・ヨシコ夫妻さんの家に滞在し、活動する予定でした。
 前述のようにエドワルドの母・ウッディーナさんが心筋梗塞から肺炎を併発し、病院に入院中のため、その対応で私の滞在に対応ができないとのこと、他に場所に滞在することになりました。
 青年の島には、7月19日に到着しましたが、7月21日から8月1日まではフカロの原田さん宅に滞在しました。蚊等が心配されましたが、意外と少なく安心しました。しかし、非常に暑く、原田さんの家族も「毎日、暑い」と愚痴っていました。
 原田さん宅では、午前中、畑の草取りを行い、午後からは休憩する生活を続けましたが、前半は時差ぼけと暑さで眠気ばかり感じていました。後半は体も慣れてきたことから少し長く作業をすることができました。しかし、午後の気温は35℃を越え、日本人には作業する環境とはなっていません。
 食事は野菜中心の食事でナス、タケノコ、インゲン、葉物野菜、ユカ、サツマイモ、ラッキョウと日本に居るより食べたかもしれません。

 ヘロナから離れているため、メール送信等はできませんでした。

【フカロで得た特徴的な出来事、感じたこと】
1 トラクターが非常に動いていたこと。
 ミナトさんによると軽油が共同農場を経由して豊富に支給されているとのこと。軽油は市価で1リットル1CUC(25ペソ)するが、支給物は1リットル2ペソ、闇でも5~6ペソで販売されているとのこと。ミナトさん宅でもスイカ栽培に80リットル支給されているとのこと。

2 タケノコを取りに行った
 キューバのタケノコは雨季が来ると生え出すとのこと、7月25日に採りに行ったが、竹に接して生えていることが日本のタケノコと違い。

3 誕生会の違い
 今まで誕生会には何回か参加しているが、カルドーサ(肉と芋の煮物、キューバではご馳走)とロン(ラム酒)と踊りが付き物だと思ったが、原田さん宅の誕生会はお菓子とカルドーサだけのおとなしいものである。原田さん宅では酒をあまり飲まないとのこと。キューバでも色々と思いました。

【稲作プロジェクト関係で得た情報】
1 日本大使館による草の根無償支援事業による機械は5月中旬に青年の島に到着し、その後、各地に配られたとのこと
 フカロではドナ(徳永さんの婿)が責任者で対応しているとのこと、原田さんの家にも田植え機、刈取機、脱穀機、給水ポンプが置かれていた。
 しかし、育苗箱が無く、田植えが行われている気配は無い。また、ポンプには水を採るホースが無い状態である。ヘススも1回しかフカロに来ておらず、対応が不十分と思われる。
 メヤで最初に試験を行っているとのこと、後で見に行くこととする。

2 交通手段として電動バイクを寄付するとして、ヨシコさんにお金を預けたが、買っていないとのこと。政府では変えないとか、色々と言っているようだ。
 バスでは頻繁に現地に行けることが出来ないと思うのでぜひ活用してほしい。もしだめであれば別の方法を考えなければならない。

【日本人の家】
 ノボルさんによるとようやく敷地の許可がでたようだ。今後どのように進むかわからない。

【今後の予定】
8月3日 午後シロデドンドへ荷物の回収に
8月5日 ヘススと面談
8月6日 シロデドンド、アルベルトの田んぼを見に行く
日時未定 メヤに視察
8月14日 日本人会のお盆

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2015年 11/26(木)

 8時30分過ぎにフカロの人達と一緒にシロレドンドのアルベルトの田んぼへ行き、栽培状況を見てもらった。フカロの田んぼに比べると明らかに草の発生が少なく、大きさも小さいのが確認できたと思う。農薬は高いが、効果があること、また、手で取る必要も分かったと思う。なお、12月1日に1回目の収穫を行うとのこと。
 松矢さんから預かったチェ-ンソーはアルベルトに無事に渡しました。(アルベルトが使っていたチェ-ンソーはフカロに渡してあるそうです)
 アルベルトの家を去る時にJICAの職員と会った。話では指導者の育成を日本で研修を行ってきたが、青年の島を対象にするそうである。2008年にはキューバの農林省に笑われたことを考えると続けた成果が出ている。
 原田さん達フカロの人達と話して分かったところによると原田さんの娘は日本国籍を持っているとハバナ・マイアミ間の飛行機に乗れるそうである。45分、400~500ドルだそうだ。
 また、日本での人間関係の希薄さを残念に思っていた。
 3時に帰宅し、写真を配りにノボルの宅のそばに行った。ついでに竹とんぼを配った。

アルベルトの田んぼをフカロの人達が視察に来た風景
アルベルトの田んぼをフカロの人達が視察に来た風景
チェーンソーをアルベルトに渡しました
チェーンソーをアルベルトに渡しました
エドワルドによるお灸、初めて見ました
エドワルドによるお灸、初めて見ました
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2015年 11/25(水)

 朝、ICAPから55年記念の表彰を受け、昼食に招待される。なお、この日、所長のマレリンはニカラグアへの出張とのこと、プレゼントを渡す。
 午前、大学のヘススと話す。支援対象地域と行く手段として、オートバイか電気自動車を使ってはどうかと提案し、了解を得る。日本で確認した3,000EUを上限にムンドバットと連絡を取るそうだ。なお、余ったカメラを渡す。
 買い物時にベリンダの母親に会い、27日の午後に訪問することにする。
 夕方、クラウディアがお土産を持ってたずねてきてくれた。大学はハバナで英語を勉強するそうだ。

ICAPから55周年記念の表彰状を頂く。副賞はフィデルの写真とロングTシャツ
ICAPから55周年記念の表彰状を頂く。副賞はフィデルの写真とロングTシャツ
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2015年 11/22(日)

 5時過ぎにクバポン訪問団を迎えに行く。
 概ね時間とおりに到着、ホッとする。メジャの圃場視察、モデロ監獄跡、アルベルトの家での昼食及び圃場視察、その後、3時からクバポン稲作支援の評価会、関係者の参加が少なく、残念。
 文化交流、夕食会で日程終了。
 この時、フカロの人がアルベルトの田んぼを27日に視察することを決めた。

メジャでの田んぼの前で
メジャでの田んぼの前で
クバポン訪問団歓迎文化交流終了後の記念撮影
クバポン訪問団歓迎文化交流終了後の記念撮影
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2015年 11/19(木)

 8時30分過ぎからベニーテスを待っていたが、迎えに来たものの、別に用事ができたとのこと。コンビナートへ行き、会社の説明で終わった。会社名はウイダ・エンペサリアル・デ・グラノス、米、豆、トウモロコシ等の穀類専門に分社化して2ヶ月とのこと。社員は25人いる。2020年には青年の島で2020年には2226haまで拡大したいとのこと。現在は350haで1050t、2016年には650ha、2000tに増やしたいとのこと。
 そのための圃場整備を進め、メヤでは750haまで増やす計画だし、シロレドンドの他にバケリード、サドナ・グラナダ地区で進めたいそうである。
 収穫機は現在、4台あり、より大型な機械をブラジルから2台取り寄せる予定とのこと。ベトナムの支援協力があるようだ。
 今日中にメヤに行くため、急きょ車を手配し11時に出発。
 メヤでは新しい代表のハビエルさんが対応。支援物資を手渡した後、プロジェクトと11月22日の説明をし、了解を得る。今年は349ha栽培し、概ね3t/ha獲れるとのこと。昨年の倍の量とのこと。水不足が解消した結果である。最高は550kg/10aと非常に良い結果となっている。
 去年秋から作付けしているセレクション1は非常によいとのこと。
 ICAPの55周年の集会をしており、お菓子をご馳走になった。
 夕方にノボルの家へ行く。

ベニーテさんの会社で圃場地図の説明
ベニーテさんの会社で圃場地図の説明
メヤで支援物資を渡す、右端がハビエル代表
メヤで支援物資を渡す、右端がハビエル代表
メヤで圃場の説明を受ける
メヤで圃場の説明を受ける
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2015年 11/15(日)

 10時過ぎにフカロへ向かう。車代、20CUC、やはり高い。原田さんの家へ湊さん、徳永さんも加わり話し合いをした。機械導入の経過を話したが、実際米作りをしている原田さんの弟から6月に播いた稲は乾燥で枯れ、7月末に再度播種した。草が多くて大変とのこと。後で田んぼを見に行ったが、確かに草が多く、大きくなっていた。対応は田んぼの均平、適期に除草剤散布、田植え対応を挙げたが、シロレドンド地区やメヤ地区に見に行ったほうが良いとアドバイスした。私が島にいる間に一緒にいければよいのだが。後は11月22日の会議への出席を求め、ガソリン代10CUCを渡す。
 午後1時過ぎにICAPに到着。ICAPの職員は日曜日にも拘らず、ペンキ塗りに励んでいた。

フカロの原田さんの家で話し合い
フカロの原田さんの家で話し合い
原田さんの田んぼ、雑草が多く、大きい
原田さんの田んぼ、雑草が多く、大きい
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2015年 11/14(土)

 8時30分すぎにデマハグアのマルシアルの家へ出発。ヘスス、ノボルも同伴。
 マルシアルとの話し合いでは機械が導入されないので米作りから離れていったとのこと。
 また、この間の経過から①井戸を掘るように説得した②ポンプの部品が来ていることを説明③11月22日の会議への出席を依頼した。帰りはバスを待ったが、1時間以上来ないので乗り合いタクシーでヘロナへ戻る。

デマハグアのマルシアルの畑、井戸を見に行く
デマハグアのマルシアルの畑、井戸を見に行く
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2015年 11/11(水)午後5時まで

 9時30分に大学に向かう。
 大学ではヘスス等大学のスタッフが迎えてくれる。
 草の根無償支援事業の進捗状況はもう一度書類申請が許可されれば12月に機械が導入されるだろうとのこと。大使館が許可して約4年になるが現物を見ていない。機械の使用方法とか御仁の選定は今後とも進めるとのこと。
 今回の農家への訪問時にヘススも同行するとのこと。日程は14日がデマハグア、15日がフカロ、16日がメヤである。また、22日の評価会の出席と報告について了承してもらった。
 頼まれているキューバ留学のことも話が出た。
11時30分にICAP到着。水とTシャツを買う。
午後、昼寝後、文書作成

大学での検討風景
大学での検討風景
大学での集合写真
大学での集合写真
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2015年 6/26(金)

6/26(金)
 朝、ノボルの家へ行く途中にベリンダの家族から松矢さんへの荷物を預かる。律儀なものである。
 午前中、日本へのお土産を買うため、店屋を廻る。コーヒーは6個、DVDを5枚買う。
 午後3時にICAPへの宿代として、デジカメを渡す。次回の11月についても了解をとる。

 午後4時にデニテスさんが島の稲作のプロジェクトの説明をしてくれるとして待っていたが来ない。待つのが仕事だと思っているが、こう振られるとむなしい。
 ノボルの家族とイタリアンレストランへ、高級店で一人5cuc掛かる。たまには良いが、その金で子ども達のために使ったほうが良いと思う。
 非常に暑く、寝苦しい夜だった。

松矢さんへのプレゼント
松矢さんへのプレゼント
ICAPへ宿代としてデジカメを渡す
ICAPへ宿代としてデジカメを渡す
ノボルの家族とレストランで食事、鯛の蒸し焼き、大変うまかった
ノボルの家族とレストランで食事、鯛の蒸し焼き、大変うまかった
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2015年 6/18(木)

6/18(木)
朝食に向かう途中に日本のオタクに声をかけられた。あだ名はリュウだそうだが、大学の先生のようだ。日本のコインをあげると喜んでいた。ワンピース・ナルト・ブリーチのほかにコナンまでが放映されているようだ。
午前中にエステバンとノボルが来る。今後の予定を聞いてきたが、全体を集めることはしないと話した。機械が揃ったらば一度全体で集まる会をすれば良いと思う。次回には機械が揃っているか?
ICAPに配給品が来たが、米18kg、黒豆9kg、砂糖50kgである。これで昼食の材料にすると思われる。15人いるから20日とすると1日当たり米50g、黒豆25g、砂糖100gの計算になる。砂糖だけ異様に多く、どれだけ食べるのかと思う。
レイコさんに電話をする。6月末のハバナのホテルの予約の確認と、11月のクバポンの島への飛行機の時間を連絡してもらうように頼んだ。また、ポンプの部品の受け取り先も引き受けて貰った。
 夕食時にエステバンが友達を連れていつものレストランに来る。ハバナに住む船長と技師。一人は日本語を喋り、英語を喋った。サラリーも良いようで土曜日までいるとのこと。

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