2015年 6/17(水)

6/17(水)
 前日の暑さで少し疲れたので休む。色々なところからマンゴを貰うが、食べきれない。
 おなじレストランのメニューに少し飽きてきた。
 ノボルの家に行く途中で楽団が練習をしていた。
 キューバ人は音楽とダンスが生活と切り離せないと思われた。
 また、生活の単位は血縁関係のつながりが特に強く、助け合いながら生活をしているのを感じる。加えて、友人・知人がいなければ情報も入らず、生活に支障を来たす。島のような田舎では人間関係が生活の全ての様に感じる。

ノボルの家へ行く途中の広場でバンドが練習
ノボルの家へ行く途中の広場でバンドが練習
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2015年 6/16(火)

6/16(火)
 今日、メヤ地区へノボルともに行く。島の農業会社の車でベニテス氏も同伴した。彼は稲、豆のスペシャリストで各地の指導をしている。
 メヤに着いたが、リーダーがこの日は都合が悪く、詳細は聞けなかった。全体の作付けは183haだが、品種を変えた。今年からハバナの研究所で育成された新品種のセレクション1の種を獲るため、13ha、IYACUBAを106ha作付けしている。残りは従来のLP5と7であるとのこと。
事務所には長靴と防除機が置いてあり、前年には考えられないぐらい農業資材があるように感じた。
また、今年は前年より雨が降りそうとのことで豊作が期待できる。ただし、田んぼが平らでないため、低いところでは芽が出ず、追い播きをしていた。
 また、ベニテス氏の案内で水路を整備している現場を案内してもらった。前年導入したパワーショベルとブルドーザーで水路と道を整備しており、貯水池と川からの水を流す整備が終わったら500haまで作付けが可能とのこと。
 ベニテス氏の話ではここ以外に大規模な整備を行い、稲作を中心に数百ヘクタール規模で作付けを拡大する計画があるとのこと。来週に事務所で話を聞くことになっている。
 帰り道、大学によりヘススに会い、機械の導入状況を聞いてみた。ムンドバットから最終回答が来て、育苗関係一式、田植え機と耕運機、ポンプ、脱穀機一式、防除機一式、コンピュータとプリンター各一台の機材代と運賃、手数料を合わせて79500ユーロとなり、支援金の83000ユーロ内に収まるとのこと。ただし、何時機械が導入されるか不明である。ノボル等は今年中に入ってくると言っている。また、ヘススとともに来週の月曜日に再度メヤに行くことを決めた。ヘススは卒業論文のチェックで忙しい毎日を送っている。
 大学からヘロナまで歩いて帰る。炎天下、日焼けをし、疲れる。

メヤの田んぼ、生育が良いが一部雑草が生えている
メヤの田んぼ、生育が良いが一部雑草が生えている
メヤで水路と道をつくっている現場
メヤで水路と道をつくっている現場
大学でヘススと機械の導入状況を確認
大学でヘススと機械の導入状況を確認
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2015年 6/15(月)

6/15(月)
6時のバスでシロレドンドへ行く予定であったが、7時過ぎに出発。
 エドワルドに朝食をご馳走になり、アルベルトの家へ行く。
 昨日獲った魚をさばいていた。貴重な食料である。
 その後、田んぼへ行った。水曜日に稲の種まきをする予定であったが、雑草が多いので育苗後に田植えをすることにしたようだ。田植えのほうが安定することを去年の取り組みで分かったようだ。
その後、水路の確認に廻ったが、蚊が多く大変だった。
昼食はその魚をご馳走になる。
3時過ぎにかぼちゃを貰って帰る。
来週の日曜日に父の日のお祝いをするから来るように言われた。
帰りのバスが、7時過ぎに来て、早く帰れた。

シロレドンドのアルベルトの田んぼ、ここに種まき予定
シロレドンドのアルベルトの田んぼ、ここに種まき予定
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2015年 6/14(日)

6/14(日)
朝食にスパゲッティーをご馳走になる。キューバ人は麺類を食べる時、こしが無くなるまでゆでフニャフニャで食べることからタマラが固ゆでを作ってくれた。美味しかった。
午後2時にナンシーの組織する踊りのグループに集まってもらい、プレゼント等を渡した。
その時に松矢さんから頼まれたキューバの孫に写真等を渡した。後で手紙を書いてくれるそうだ。また、ユニエルさんから原爆ドームの作品を貰った。本人は美術の先生のようだが、日本のオタク?だそうだ。日本へ持って帰ってみてもらおうと思う。
順番に賞品を選んでもらったが、一番はボールペン、子どもが多いこともあり、筆記用具が人気のようだ。
その後、前回も行ったが、囲碁をアレハンドロとする。ナンシーもできるようだ。

ナンシーが組織する踊りのグループ
ナンシーが組織する踊りのグループ
松矢さんの写真をクラウデアに渡す
松矢さんの写真をクラウデアに渡す
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2015年 6/13(土)

6/13(土)
 朝食を取りに行くとノボルが熱を出して寝ているとのこと。心配だ。
 フカロへ11時にバスで行く予定で、散歩ついでに歩くと広場で露天が出ていて菓子パンを買う。また、昼食代わりに小さなピザを買って食べた。
 11時に湊さんとナンシーがトラックで迎えに来た。ありがたいが、金が大丈夫か心配だ。
 12時に原田さんのお宅へ、昼食をご馳走になる。特に長ネギの料理を美味しくいただいた。この時期は野菜がなくなる時期なので大変うれしい。
 その後、原田さんの田んぼへ、40aぐらいか。5月下旬に播種したものと思われるが、今年は雨が多いため、水が溜まる低い場所では芽が出ていなかった。たぶん腐ってしまったのだろう。適期に作業ができればこのようなことが無いかもしれない。機械の導入が待ち遠しい。
 なお、原田さん宅では乳牛を飼い始めた模様。若手がいるのではじめたか。
 その後、湊さんの家で夕食をご馳走になる。泊まっていけばと言われたが、蚊が多くて自信が無く、バスで帰ることにした。8時過ぎには家に着く。

フカロの原田さんの田んぼ、水溜りのところは芽が生えていない
フカロの原田さんの田んぼ、水溜りのところは芽が生えていない
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2015年 6/12(金)

6/12(金)
 朝食時にタマラ(ノボルの妻、英語個人レッスンをしている)にどんな人が習いに来ているか聞いたが、多くは外国、特にUSAに行きたい人が多いそうだ。英語が話せないとこちらで技術を持っていても掃除とかの仕事にしかつけないようだ。
 午前9時からメヤ地区に行くつもりが、車の故障で行けなかった。翌週の火曜日となった。故障はよくあることだが、このことが生産活動へ大きく影響している。
 午後買い物に行く。ようやく、ライターを手に入れた。この島ではある時に買っておかないと何時手に入るか分からない不安がある。後はコーヒーとミネラルウオーターのでっかいサイズがあればよいのだが。

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2015年 6/11(木)

6/11(木)
ベリンダ(空手家、松矢さんの孫?)の家からマンゴを貰う。去年は直ぐマンゴがなくなったが、2度なり、三度なりとかなり続く、いずれにしても感謝。
スペイン語の若者の本を読む。少しずつ単語を思い出してくる。日本でやればよかったと思う。
スパゲッティーが食べたいが、いつも行く店ではおいていない。残念。

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2015年 6/10(水)

6/10(水)
今日は予定なし。午前中にタマラ(ノボルの奥さん)の姉に会いに行く。83歳、少しぼけてきたとのことだが、元気そうだった。その後、本やマッチ、タバコを買って帰ってきた。水も大きなものが無く、500ccしかなく、不経済である。
夕方にエステバンとノボルが来て、この間の車の清算をする。メヤを行くのを含めて、40CUCとのこと。物価を考えれば高いかなとも思うが、他にあてもないので今後も頼むことにする。
ついでにハバナへ帰る船の切符とカーヨラルゴ(観光の島)への出張ついでにコーヒーを頼む。
ノボルから日本からのメールを受け取る。

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2015年 6/9(火)

6/9(火)
 9時に車に乗り、大学へノボルと一緒へ向かう。
 大学ではヘススはじめ、5人が対応してくれた。
 ビザのことで御礼をした後、草の根無償支援協力事業の進捗状況を確認した。
 入札内容を検討し、コルバスカ(コロンビア)に決めて、発注をしたが、現在、価格面・輸送手段をめぐり、仲介役のムンドバットとの交渉中であるとのこと。具体的な進展状況は確認できないが、8月か、9月まで掛かるかもしれないとのこと。事前の連絡では6月の末に機械が導入されるかもしれないとの情報が入ったことから非常に残念だ。最終的に発注した機械について、後で確認するが、コンピュータとプリンターはこの中に入っているが、オートバイは予算の関係で入っていないとのこと。3000から4000ドルとのこと、どうするか帰って検討すると返事をする。なぜかというとこの状況が各農家に連絡がされておらず、キューバでは交通手段も大切であると思われるからである。また、部品について確認したが、重要な部品はこの中に含まれているとのことだ。
 また、ロスパラシオスの指導者は機械が導入され次第、来て指導してくれることになった。
 最後にメヤへは6月12日(金)に伺うことになった。LP5は止めてもっと多収性のある品種、ペェラというそうだ。なお、デマハグアもそうだったメヤも水不足だそうだ。
 今は大学の卒業準備で忙しいとのこと、詳細は後で聞くことにする。ヘススからパイナップルとマンゴを貰う、感謝。
 ICAPで音楽が聞こえると思ったら、誕生会をやっていた。少し飲み、踊っていた。呼ばれて日本酒を振舞った。その時も雨が降った。
夕方、ナンシーに招待されて夕食をご馳走になる。鳥のから揚げと黒豆のポタージュはうまかった。なお、新潟の女流書家の書が題字の日本酒をナンシーに渡す。大変喜んでくれた。ナンシーは紙を染める「もんかけ」をしつこく見せられる。13日(土)にフカロに行くことにした。
ICAPに帰ると男が2人来たとのこと。後で分かったが、ノボルとエステバンだった。ノボルには夕食のことを話していたが、忘れていたようだった。

島の大学でヘスス他、大学職員とともに
島の大学でヘスス他、大学職員とともに
ナンシ-の家で、松矢さんの贈った扇子、新潟の酒、そしてもんかけ
ナンシ-の家で、松矢さんの贈った扇子、新潟の酒、そしてもんかけ
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2015年 6/8(月)

6/8(月)
 午前6時のグアグア(乗り合いバス)でシロレドンドへ行く。
 シロレドンドのバス停でウリセイ親子に会う。ウリシートは髪型等もだいぶ大学生らしくなってきた。また、父親のウリセイはヘロナへ働きに行っているようだ。
 ウリシートへは大阪の緑さんから派手なTシャツを渡したので確認し、手紙を書くように依頼する。
 エドワルドの家へ行き、蚊取り線香・蚊避けスプレー等を渡す。朝食を頂き、着替えてアルベルトの田んぼへ行く。アルベルトの母親のベルタに会った。元気そうでよかった。
 頼まれた長靴を渡すと喜んでいた。
 田んぼに行くと、半分は耕された圃場があり、半分はカラバサ(かぼちゃ)の作付けけがされていた。トラクターが来ないため、耕起ができないとのこと。草の根無償支援事業の耕運機が早くほしいとのことだった。
 その後、耕された圃場にはブエ(雄牛2頭による耕起)が来て、耕していった。トラクターが
入れない圃場でも入れるが、プラウ部分が軽く、耕起部分が浅くなるのが残念である。なお、撒くモミはロスパラシオス研究所から送ってもらったとのこと、研修の効果が出ていると思う。
 久しぶりにベルタの昼食をご馳走になったが、美味しかった。
 午後は雨が続き、今年はシロレドンドで雨が多いことがわかった。
 牛乳とマンゴを貰いかえったが、結局グアグアは午後の8時にしか来ず、バス停で1時間30分待つことになった。キューバでは待つことが大事な仕事である。しかし、蚊が多く、20匹以上殺したと思う。

ウリセイ、ウリシート親子
ウリセイ、ウリシート親子
アルベルトの田んぼ、牛で耕起、ここに「LP5」を播く予定
アルベルトの田んぼ、牛で耕起、ここに「LP5」を播く予定
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CUBAPON El proyecto de arroz en la “Isla de la Juventud”